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●変額保険・変額個人年金保険の発売……生命保険市場をとりまく環境は、金融の自由化やお客さまのニーズの多様化などにより大きく変化している。
このような環境の変化に対応するために昭和61年に「変額保険」、平成11年に「変額個人年金保険」が販売を開始した。

1.金融の自由化

●金融の自由化……経金利の自由化に関するものと業務の多様化に関するものの2つがあり、これらは互いに密接な関係がある。

・金利の自由化……国債の大量発行や金融の国際化により、公社債市場や海外市場といった自由金利市場が拡大した。この結果、資金はより高い金利を求めて、政策的に低く押さえられていた銀行預金などの規制金利市場から自由金利市場へ流れるという傾向が強くなった。

・業務の多様化……以前は分業主義で銀行・証券・信託・生保・損保などと区分されていたが、銀行などによる公共債の売買や証券会社による預金類似商品の取り扱いなど、お互いの業務に乗り入れる傾向が拡大した。

昭和63年には、生命保険業界においても国債の窓口販売業務が開始され、証券業界では、平成10年12月から保険商品の窓口販売が解禁された。

平成13年4月には、銀行等による保険商品の窓口販売(いわゆる「銀行窓販」)が一部の保険商品で開始され、平成14年10月に生保の「個人年金保験(定額・変額)と「財形保険」、損保の「年金払積立傷害保険」と「財形傷害保険」まで取り扱い範囲が拡大された。

「銀行窓販」では開始当初より、運用実績によって将来の受取額が変動する生保の「変額個人年金保険」を中心に販売が行われた。
その後、平成17年12月 の「一時払養老保険」 「一時払終身保険」等の取り扱い範囲拡大を経て、平成19年12月からは、すべての保険商品の販売が解禁されている。

「銀行窓販」では、保険商品の複雑性・特殊性や銀行等の業務の特性 から、保険募集時のさらなる契約者保護を図るため、募集にあたっては弊害防止措置が設けられている。

「銀行窓販」の拡大を機に、現在では、多くの銀行や証券会社等で、個人年金 保険(定額・変額)を中心に生命保険商品の販売が拡大している。

2.お客さまのニーズの多様化

●平均金融資産保有額…… 「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、世帯員2人以上の世帯(金融資産を保有する世帯のみ)において、昭和55年には500万円弱であった平均金融資産保有額は、平成元年には1,000万円を超え、平成28年調査では1,615万円となっている。

●金融商品を選択する際にお客さまが重視している要素……およそ2人に1人が安全 性を、 4人に1人が流動性を求めており、収益性を求めている人はおよそ6人に1 人となっている。

●生命保険会社の対応……生命保険会社では、多様化するお客さまのニーズに対応するための調査・研究を進めた結果、これまでに多くの種類の変額保険や変額個人年金保険が開発・販売されている。

3.変額保険の販売

●変額保険発売の背景……生命保険についても、資産運用の実績により保険金額などが変動する変額保険に対するニーズが高まった

●保険審議会の答申……保険審議会(注)においてもお客さまの信頼と期待に応えていくため変額保険開発の必要性が答申され、昭和61年10月から変額保険が発売された。

●変額保険の販売に際して……「安全性」を確保しつつ「収益性」も適球数端担撥/ うお客さまのニーズの多様化に対応するため、長期的な「収益性」を追求する資産 運用を原則にしていることを念頭に置き、短期の運用実績ばかりを強調車載めでは なく、 「保障性」を兼ね備えた保険商品として長期的な視野に立った販売を行う必要がある。